制作実績
「2021山中湖アイスキャンドルフェスティバル」のライブ配信を担当いたしました。
昨年の今頃から、イベントや式典のライブ配信の案件が増え始め、ほぼほぼ1年が経ったわけですが、その節目とも言える配信となりました。山中湖きららステージ横の楽屋棟をスタジオにし、MCによる番組進行と地元ミュージシャンによる演奏が展開され、3時間の長時間配信となりました。 見通し200m程度の屋外会場ではアイスキャンドル・ダイヤモンド富士・スカイランタン、花火をレポーターが中継。その屋外では、今回導入した無線伝送ユニットを使用しました。(電波としてはギリギリでしたが・・・) 日の高い時間帯から、逆光、夕暮れ、花火、スカイランタン、ろうそくとカメラマンの腕の見せどころの連続でしたが、カメラならではの映像美を届けられたかと思います。 イベントを単純に中継するだけでなく、番組コンテンツとして地元のミュージシャンらを巻き込み、演出・構成を考案された山中湖観光協会のみなさんの挑戦にご一緒できて、私たちもとても刺激になりました。
今回は、バンド演奏が入ると言うことも音響セクションも充実させる必要がありました。 また、メッセージ花火やアーティスト紹介などもテロップで展開されることもあり、デザインチームも現場で臨機応変な編集をおこなえる体制を整えました。 カメラマンは2名、カメラは3台(スタジオの定点と振り各1台、屋外レポート用に1台)という構成となりました。
主催者様と前日まで台本やテロップ素材のやりとりをしつつ、スタジオは当日設営だったため、機材設置がひと段落したところでデザインチームは進行の確認を行いました。当然、山中湖観光協会様も私たちも初めての試みでしたが、程よい緊張感の中で作業が進んでいきました。
今回は、あらたな試みとして200mほど離れた屋外会場のレポート中継を行いました。 それに伴い、映像・音声の無線伝送システムとして新たにIDX CW-1dxを導入。場所によって若干映像が乱れることもありましたが、ほぼほぼ期待通りの活躍をしてくれました。またひとつオンライン配信の幅が広がったように思えます。アーカイブを見てもらえばわかる通り、テレビ番組さながらのレポートが行えていると思います。
レシーバーは配信拠点のベランダに置けたため、トランスミッターとは見通しの良い環境が確保できました。
イベント内の一つの目玉でもある「ダイヤモンド富士」も、その瞬間をしっかりと中継しました。 屋外の明るさは刻一刻と変化し、逆光や強風・寒さなど過酷な環境下でも夕暮れは待ってくれません。一瞬一瞬が勝負となります。
富士山頂に沈む夕日、山麓のシルエット、ろうそくの灯り、スカイランタン、冬花火・・・どれも明るさも色も違う「光」であり、逃すことのできない瞬間を捉えていかねばなりません。3時間という緊張の配信でしたが、主催者様、出演者、VLOOスタッフ、一丸となって円滑な配信を行うことができました。 (この画像はスタッフがオペレートの合間にスマホで撮影したものなので、配信映像のキャプチャではありません)
コロナ禍以降に重要が増えていった動画配信の中でも、最も大変だったかも知れません。しかし、こういう素晴らしいイベントや景色がある事を県外・国外に伝えて行くというのは、日常が戻ってきた時に向けて集客やプロモーションに繋がるはずです。
そして、活動の場が少なくなってしまっている地元ミュージシャンも登場するなど、山中湖観光協会様の企画案に感銘を受けました。 映像配信を盛り上げるために地元のアーティストらが協力するという構成も、今後広まっていくと良いですね。
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